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2025.03.21

愛車の美観を損なうイオンデポジット!発生を防ぐコーティングの選び方

メンテナンス

 

イオンデポジット

 

車のボディに白いシミのような跡が残る「イオンデポジット」。洗車後や雨が降った後に気づくことが多く、特に黒や濃色の車では目立ちやすいため、多くのオーナーにとって悩みの種です。イオンデポジットは見た目の問題だけでなく、放置すると塗装の劣化につながる可能性があるため、適切な対策が必要です。

イオンデポジットの発生を防ぐためには、コーティング選びが重要なポイントになります。適切なコーティングを施工することで、水滴の蒸発によるシミの発生を抑え、ボディを美しく保つことができます。また、日頃のメンテナンスや洗車の方法を工夫することで、より効果的にイオンデポジットを防ぐことが可能です。

本記事では、イオンデポジットが発生する原因とそのリスク、発生を防ぐための適切なコーティングの選び方、さらに効果的なメンテナンス方法について詳しく解説します。

 


イオンデポジットが発生する原因とそのリスク

イオンデポジットは、水滴がボディ上で蒸発する際にミネラル分や汚れが残ることで発生します。特に、水道水・雨水・井戸水などに含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が原因となります。

 

イオンデポジットの主な原因

  • 洗車後の拭き残し
    水滴を完全に拭き取らずに放置すると、乾燥とともにミネラル分が残り、白いシミとなります。
  • 雨の後の放置
    雨水には大気中の汚れや酸性成分が含まれており、乾燥すると塗装にシミとして定着することがあります。
  • 強い日差しの下での洗車
    直射日光の下で洗車すると、水がすぐに蒸発し、イオンデポジットができやすくなります。
  • 撥水性の強いコーティングの影響
    撥水性のコーティングは水を弾くことで水滴が球状になりやすくなりますが、この水滴が乾燥するとスポット状のシミが残る場合があります。

 

イオンデポジットを放置するとどうなるか?

  • 塗装面に固着し、通常の洗車では落ちにくくなる
  • 酸性雨の影響で塗装が劣化し、光沢が失われる
  • 放置すると「エッチング(陥没型シミ)」になり、研磨しないと取れなくなる

このようなトラブルを防ぐためには、イオンデポジットが発生しにくいコーティングを選び、適切なメンテナンスを行うことが重要です。

 


イオンデポジットを防ぐコーティングの選び方

イオンデポジットの発生を防ぐためには、コーティングの特性を理解し、適切なものを選ぶことが大切です。以下のポイントを押さえましょう。

 

親水性コーティングを選ぶ

  • 水が薄く広がり、蒸発しにくい
    親水性コーティングは、水滴を弾くのではなく、水がボディに広がる性質を持っています。これにより、水が乾燥する前に流れ落ちやすくなり、イオンデポジットの発生を防ぎます。
  • イオンデポジットのリスクを最小限に抑える
    撥水性の強いコーティングは、球状の水滴を作るため、イオンデポジットの原因になりやすいです。一方、親水性コーティングは水を広げることで乾燥を防ぎ、シミの発生を抑えます。

 

セラミックコーティングの活用

  • 耐久性が高く、表面が滑らか
    セラミックコーティングは、ガラスコーティングよりも耐久性があり、表面の滑らかさが向上します。そのため、イオンデポジットが付きにくく、汚れも落ちやすくなります。
  • 自己洗浄効果が期待できる
    汚れが付きにくくなるため、雨が降った際にも汚れを流しやすく、メンテナンスがしやすくなります。

 

 


イオンデポジットを防ぐためのメンテナンス方法

コーティングを施した後も、適切なメンテナンスを行うことでイオンデポジットのリスクを減らすことができます。

 

正しい洗車方法

  • 洗車は曇りの日や朝夕の涼しい時間帯に行う
    直射日光の下では水がすぐに蒸発し、イオンデポジットが発生しやすくなります。
  • たっぷりの水で予洗いを行う
    ボディに付いた砂やホコリをしっかり落としてから洗車することで、傷を防ぎながら汚れを除去できます。
  • 洗車後はすぐに拭き上げる
    水滴を残さないよう、マイクロファイバークロスを使って丁寧に拭き取ることで、イオンデポジットの発生を防ぎます。

 

定期的なトップコートの施工

  • コーティングの保護層を補充する
    親水性のトップコートを定期的に施工することで、イオンデポジットのリスクを最小限に抑えることができます。
  • コーティングのメンテナンス剤を活用する
    市販のメンテナンススプレーを使うことで、汚れの固着を防ぎ、撥水性や親水性を維持しやすくなります。

 

屋内駐車やカーカバーの活用

  • 直射日光や酸性雨を避ける
    屋外駐車の場合、可能であればカーポートやボディカバーを活用し、雨や日光から車を守ることでイオンデポジットを防げます。

 


まとめ

イオンデポジットは、洗車後や雨の後に適切な処理をしないと、塗装に固着し、最終的には研磨が必要なほどのダメージを与えることがあります。そのため、適切なコーティングを選び、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

特に、親水性のコーティングセラミックコーティングを選ぶことで、イオンデポジットのリスクを軽減できます。また、洗車時の水滴の拭き取りやトップコートの活用も、長期的な美観維持に役立ちます。

愛車をいつまでも美しく保つために、適切なコーティングとメンテナンスを実践し、イオンデポジットを未然に防ぎましょう。

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