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2025.02.26

洗車機と手洗い、コーティングに優しいのはどっち?メリットとデメリット

メンテナンス

 

 

車のメンテナンスを考えるうえで、洗車方法は大きなテーマの一つです。中でも、洗車機を使うか手洗いをするかは、多くのオーナーの皆さんが悩むポイントではないでしょうか。さらに、コーティングを施した愛車の洗車となると、どちらが塗装面に優しく、コーティングの効果を持続させやすいのかが気になります。

そこで本記事では、洗車機手洗いのメリット・デメリットを比較しながら、コーティングへの影響や洗車時の注意点などを詳しく解説します。愛車を美しく長持ちさせるために、最適な洗車方法を見極めるヒントをお伝えします。

 


 

洗車機を使う場合のメリットとデメリット

洗車機はガソリンスタンドやカーケアショップなどで手軽に利用でき、時間や手間を大幅に節約できる点が大きな魅力です。しかし、コーティング車にとっては懸念点もいくつか挙げられます。

メリット

  • 時短・手軽
    洗車機の最大の利点は、何といっても素早く洗車が完了することです。忙しい日々の中、洗車にかける時間を短縮できるのは大きなメリットです。また、寒い季節や雨の日など、手洗いが難しい状況でも洗車が可能です。
  • 機械操作で安定した水圧
    自動制御で一定の水圧を保てるため、手洗いのように水圧の強弱が発生しにくいという一面もあります。汚れを安定した水圧で洗い流せるのはメリットと言えるでしょう。

デメリット

  • ブラシによる傷のリスク
    洗車機に使われるブラシが固い素材の場合、コーティング面や塗装面に微細な傷をつける恐れがあります。コーティングを施している車の場合、ブラシが擦れることで被膜が削られ、効果が減少する可能性もあります。
  • 汚れが落としきれないことがある
    洗車機のプログラムは短時間で完了するため、しつこい汚れや細部のこびりついた汚れを完全に落としきれない場合があります。結果として、汚れが残ったまま乾燥してしまうと、シミやウォータースポットの原因になることもあるでしょう。

 


 

手洗いのメリットとデメリット

手洗いは、自分の手で車の隅々までケアできるため、コーティングへの負担を最小限に抑えられるといわれています。一方で、時間や労力がかかる点も見逃せません。

メリット

  • 細部まで丁寧に洗える
    ボディの凹凸やホイール、ドアノブ周りなど、洗車機では洗いきれない細部まできちんとケアできます。コーティングの効果を長持ちさせるためには、こうした細かな部分の汚れを落とすことが重要です。
  • 傷のリスクを抑えられる
    洗車に使用するスポンジやクロスを自分で選ぶことで、ブラシによる傷のリスクを大幅に減らせます。柔らかい洗車用スポンジなどを使えば、塗装やコーティング被膜を傷つけにくくなります。

デメリット

  • 時間と手間がかかる
    手洗いは、車全体を水洗いし、洗浄液で泡立てて洗い、すすぎ、拭き上げるという工程を自分で行う必要があります。忙しい人や、天候が悪いときには洗車自体が大きな負担になるかもしれません。
  • 洗車傷の可能性もゼロではない
    丁寧に洗うつもりでも、汚れを含んだスポンジで強く擦ってしまうと細かい傷が付く恐れがあります。手洗いだからといって、必ずしも無傷で済むわけではないため、注意が必要です。

 


 

洗車機と手洗い、コーティングとの相性は?

洗車機か手洗いかを選ぶ際、コーティング車両にとってどちらの方法がより優しいかは気になるところです。それぞれの特徴を踏まえたうえで、以下のポイントを考慮しましょう。

洗車機を使う場合の注意点

  • ソフトブラシやノンブラシタイプを選ぶ
    最近の洗車機には、車へのダメージを抑えるためのソフトブラシや布ブラシ、さらにはブラシレスの高圧ジェットタイプなど、さまざまな種類があります。コーティングへの負担を減らすためには、なるべくブラシが柔らかいもの、あるいはブラシそのものがないタイプを選ぶと良いでしょう。
  • 拭き上げの重要性
    洗車機で洗っただけでは、細かい水滴や汚れが残ることがあります。洗車後は早めに拭き上げを行うことで、ウォータースポットや水滴痕の発生を抑えられます。コーティング面がダメージを受ける前に、できるだけ素早く吸水性の高いクロスで拭き取るのがポイントです。

手洗いでの注意点

  • こまめなすすぎと優しい洗浄
    砂やホコリを含んだスポンジでゴシゴシ擦ると、コーティングどころか塗装まで傷つけかねません。最初に水圧で大まかな汚れを落とし、その後はカーシャンプーと洗車スポンジを使うと安心です。
  • 洗車時の直射日光や高温に注意
    暑い日に炎天下で洗車をすると、水分や洗剤がボディに急速に乾いてシミになる可能性があります。コーティングがまだ定着していない部分にダメージを与えることもあるため、日陰や涼しい時間帯を選んで洗車すると良いでしょう。

 


 

洗車後のメンテナンスがカギ

洗車機でも手洗いでも、洗車後のケア次第でコーティングの持続性や仕上がりが大きく変わります。きれいに洗った後は、以下のメンテナンスに力を入れましょう。

こまめな拭き取りと点検

  • 水滴を残さない
    洗車後に水滴を放置すると、ウォータースポットや水アカの原因になります。コーティングを傷めるだけでなく、見た目にも悪影響を及ぼすため、きちんと拭き上げることが重要です。
  • 細部のチェック
    ドアノブ周り、サイドミラーの隙間、エンブレム部分などは水分が残りやすい箇所です。コーティングが剥がれている部分がないか、汚れが付着していないかを点検するクセをつけましょう。

専用メンテナンス剤の活用

  • トップコートやスプレー
    コーティング専用のメンテナンス剤や撥水スプレーを定期的に使用すると、コーティング効果が長持ちしやすくなります。洗車後に軽く噴霧して拭き上げるだけで、光沢と撥水性能が復活する製品もあるため、活用を検討してみましょう。
  • 汚れの早期除去
    鳥のフンや樹液、虫の死骸などは塗装面にダメージを与えます。見つけたらできるだけ早く取り除き、コーティングの保護機能を損なわないようにしましょう。

 


 

まとめ

洗車機と手洗い、それぞれにメリットとデメリットがあり、コーティングへの影響も一概に「どちらが絶対に良い」とは言い切れません。時間や手間を抑えたいなら、ソフトブラシやノンブラシタイプの洗車機を選択し、洗車後は丁寧な拭き取りやメンテナンス剤の使用でコーティングを守る方法が現実的です。一方で、車を隅々までケアしたい、あるいはコーティングへのダメージを極力抑えたいのであれば、手洗いが最適と言えるでしょう。

いずれの方法を選ぶにせよ、洗車前の準備洗車後のメンテナンスが大切です。コーティングが施されたボディを傷つけないように気を配りながら、適切な洗浄と拭き取りを行うことで、愛車の美しい光沢を長期間保つことができます。カーライフのスタイルや環境に合わせてベストな選択をし、コーティング効果を最大限に活かして快適なドライブを楽しんでください。

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