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2026.01.23

青空駐車派におすすめ!劣化を防ぐ定期メンテナンスと再施工のポイント

青空駐車でもコーティングは持ちますか?気づいたら水の輪染みが増えていて…」——こんなご相談を毎週のようにいただきます。そこで、青空駐車でも美観と防汚を長く保つための“定期メンテナンスと再施工の勘所”を、現場の手順に落としてまとめてみました。

洗浄のpH管理、面温度(℃)と露点の見方、親水/撥水の選び方、再施工のタイミングまで具体的に説明します。今日からの洗車にそのまま活用してください!


梅雨・猛暑前に洗い出す「青空駐車のリスクと現状」:汚れ・水質・面温度

青空駐車では、花粉・黄砂・排ガス由来の微粒子がボディに付着し、雨水のミネラルと混ざると乾燥後にイオンデポジットが残ります。硬度が高い水道水ほど輪染みが濃く出やすく、夏場はパネル温度が70℃を超える場面もあり、洗剤や水滴が一気に濃縮します。

注意:直射下の高温面での洗車は輪染みを招きます。洗浄は面温度10〜30℃、気温と露点の差が3℃以上の時間帯が安全です。
用語の一言定義:親水=水が薄く広がる/疎水=水がやや玉になり抜ける/撥水=強く玉になる。pH=酸・中性・アルカリの尺度。膜厚=塗装や被膜の厚み(μm)。露点=空気が飽和して結露する温度。

月次メンテのベースプロセス:洗う→整える→守る(pHと温度を決める)

1)洗う:砂塵を流し、中性域で負担を減らす

最初にしっかり予洗い。シャンプーはpH6〜8の中性を基本に、泡で浮かせてからスポンジの自重で面を滑らせます。面温度は10〜30℃の範囲に合わせ、日陰で一面ずつすすぎ切ります。

2)整える:軽度の輪染みは化学で、重度は物理で

軽いイオンデポジットは弱酸性クリーナーで中和→すぐ中性でリンス。輪郭が残る中〜重度は、ボディの膜厚を計ってから、μm単位で最小限の研磨を行います。クリア層を守るのが最優先です。

3)守る:親水寄りのトップコートで濃縮を避ける

屋外保管は親水のトップを推奨します。水が薄く広がることで乾き跡の輪郭が出にくくなり、イオンデポジットの発生を抑制します。仕上げ後は48時間、濡らさずに初期硬化を守ると安定します。

✅ DO(やるべき)

  • 日陰・低面温で一面ずつ完結(洗う→すすぐ)
  • 弱酸性は短時間で使い、中性で確実に中和
  • 拭き上げは大判クロスで直線的に水切り
  • 週1の軽洗浄+月1のリセット洗浄を固定化

⛔ DON’T(避ける)

  • 直射下での洗車・強い撥水の塗り重ねだけで解決しようとする
  • 乾いた粉塵をこするスポット洗い
  • 露点付近での施工(白濁・ムラの原因)
  • 水道水を放置して自然乾燥させる

ボディ以外も同時に固める:視界・足元・細部の優先順位

視界(ガラス)を親水寄りにして見切りを良くする

都市部+高速走行が多いなら、撥水性が雨天視界を安定させます。サイドは好みに応じて選択し、ワイパー作動域は厚塗りを避けてビビりを抑えます。

足元(ホイール/下回り)に防汚を効かせる

鉄粉の再付着を抑えるには、月1で中性の鉄粉除去を短時間で。耐熱のトップコートを薄く載せ、ブレーキダストの焼き付き前に落とします。

細部(モール/樹脂)で“古く見える”を止める

樹脂はUVで白化しやすい部分。水切り直後に薄くドレッシングを入れ、余剰は必ず拭き取ります。ここを守るだけで全体の清潔感が上がります。


直前7日→48時間の仕上げスケジュール:再施工/長距離前に

タイミング 作業 pH/温度の基準 ポイント
7〜3日前 下地チェック(膜厚/傷)、中性洗浄、軽いケミカル除去 pH6〜8/面温10〜25℃ 必要ならμm単位の研磨で平滑化
48〜24時間前 トップコート塗布(親水〜疎水弱)、拭き上げ均一化 露点差3℃以上/室内または日陰 初期硬化保護のため濡らさない
当日 走行前の埃落とし、ガラスの拭き筋チェック 乾拭き/面温10〜30℃ 虫汚れは放置せず帰宅後すぐ中和

環境別:屋外/屋根下/通勤距離で変える“親水・疎水”の選択

屋外+長距離:親水寄りが基本。水が広がって薄膜で流れ、濃縮跡を作りにくくします。トップは薄く複層で均一化。

屋根下+短距離:撥水でも管理しやすい環境。洗浄頻度が低い場合は親水寄りで輪染みを抑えます。

冬の宇都宮:放射冷却で露点に近づく夜間は乾燥が鈍くなります。施工は日中、面温が安定する時間帯に移してください


症状→対処:イオンデポジット/水アカ/虫汚れの現場対応

イオンデポジット

弱酸性で短時間に中和→即中性でリンス→拭き上げ。輪郭が残る場合は部分的に研磨(μm単位)で整えます。

水アカ(有機汚れ)

中性〜弱アルカリのクリーナーで分解→十分なすすぎ。濃い汚れは「浸透→すすぎ」を複数回に分けます。

虫汚れ

たんぱく質由来でアルカリ側に反応しやすいので、帰宅後なるべく早く前処理剤で柔らかくし、圧でこすらずに落とします。

誤解しがち:「強い撥水を重ねれば輪染みが消える」は誤りです。親水設計で“濃縮を起こさない環境”を作るのが近道です。

やりがちNGとリカバリー:最小ダメージで戻すコツ

  • NG:炎天下でのシャンプー放置/対策:面を冷やし小面積で完結
  • NG:強アルカリで一発除去/対策:弱酸・中性・弱アルカリの順で段階処理
  • NG:乾拭きで粉塵を擦る/対策:予洗いで浮かせ、直線拭きで回転傷を防止

アペックスで「定期点検×再施工」を実装するメリット

輸入車・高級車は量産車と異なり、製造〜輸送段階の微細な研磨傷や線キズ、水ジミが初期から見つかることが珍しくありません。アペックスはまず膜厚を計測し、クリア層に余力を残す最小限の下地処理(数μm)で平滑性を取り戻します。屋外保管を前提に親水寄りのトップ設計に振り、ガラス・樹脂・ホイールまで挙動を合わせて“洗いやすい車”に仕立てます。

納車後は季節点検で親水性能・防汚性を評価し、必要に応じてトップのみを再最適化。無駄な研磨を減らし、塗装資産を長く守ります。


費用と時間の目安:どこに投資すると効くか

項目 頻度の目安(屋外保管) 時間の目安 投資効果のポイント
軽洗浄(予洗い+中性) 週1 40〜60分 輪染みの源を溜めない
月例リセット(弱酸/鉄粉) 月1 60〜90分 親水性能の復調、被膜の均一化
トップの再最適化(再施工) 6〜12か月 半日〜1日 親水維持で濃縮を防止、艶と滑りの回復

結論の持ち帰り:明日から変える3ポイント

ポイント

  • 日陰・低温・小面積:面温10〜30℃、露点差3℃以上で一面完結。
  • 親水寄りに設計:輪染みの原因“濃縮”を起こさない被膜運用に切り替える。
  • 定期リセットと再施工:月1で化学的に整え、6〜12か月でトップを再最適化。

青空駐車は“親水設計×定期リセット×必要最小限の再施工”で守る

下地をμm単位で整え、室内管理で初期硬化を安定化。親水トップを最適化し、運用(洗浄・季節点検)まで伴走します。

👉 宇都宮でのコーティングはアペックスまで

参考文献

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