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2025.03.28

マット塗装の車にもコーティングは必要?ツヤなし塗装を守る施工法とは

コーティング

マット塗装

 

マット塗装の車は、通常のツヤのある塗装とは異なり、独特の落ち着いた質感や高級感が魅力です。しかし、その美しい仕上がりを長期間維持するためには、通常の塗装とは異なるメンテナンス方法が必要になります。

一般的な光沢のある塗装であれば、コーティングを施工することでツヤを維持しながら汚れを防ぐことができますが、マット塗装の場合はツヤを出さずに保護する特殊なコーティングが求められます。さらに、マット塗装は傷がつきやすく、一度ついた傷は修復が難しいため、適切な対策を講じることが重要です。

本記事では、マット塗装の特性とそのメンテナンスの難しさマット塗装専用コーティングの選び方施工方法や維持するための具体的なメンテナンス方法について詳しく解説します。

 


マット塗装の特徴と一般的な塗装との違い

マット塗装の車は、通常のクリアコートとは異なる特殊な仕上げになっています。ツヤがないことで、光の反射を抑えた落ち着いた雰囲気を演出できる一方で、デメリットも存在します。

 

マット塗装のメリット

  • 独特の質感と高級感
    一般的なツヤあり塗装とは異なり、上品でシックな見た目が特徴。高級車やスポーツカーに採用されることが多い。
  • 指紋や軽微な汚れが目立ちにくい
    光沢がないため、指紋や軽微な汚れが通常の塗装ほど目立たない。

 

マット塗装のデメリット

  • 傷や汚れが定着しやすく、修復が困難
    ツヤあり塗装であれば、研磨して傷を消すことが可能だが、マット塗装は研磨するとツヤが出てしまい、元の質感を失うため、磨き直しが難しい。
  • 洗車傷が目立ちやすい
    スポンジや布でこすった際の細かい傷がそのまま残りやすく、通常のワックスやコンパウンドが使えない。
  • コーティングの選択肢が限られる
    通常のコーティング剤を使用すると光沢が出てしまうため、専用のコーティングを選ぶ必要がある。

 


マット塗装にコーティングは必要なのか?

マット塗装の車は、コーティングなしでも見た目を維持できるのでは?と思われることがあります。しかし、以下の理由からコーティングは必須といえます。

 

コーティングを施工するべき理由

  • 汚れや水アカが付着しやすい
    マット塗装は表面が細かい凹凸になっているため、汚れが入り込みやすく、水アカや雨染みが残りやすい。
  • 塩害や紫外線による劣化を防ぐ
    特に屋外駐車が多い場合は、紫外線や酸性雨によって塗装の劣化が進みやすいため、コーティングによる保護が必要。
  • メンテナンスを楽にする
    コーティングをしておくことで、汚れが付きにくくなり、洗車時の負担を軽減できる。

 


マット塗装専用コーティングの選び方

マット塗装車に適したコーティングを選ぶ際は、ツヤを出さずに保護する専用のコーティングを選ぶことが重要です。

 

セラミックコーティング

  • 優れた耐久性と保護性能
    セラミックコーティングは、塗装面に強力な被膜を形成し、紫外線・酸性雨・汚れの付着を防ぐ効果がある。
  • 滑水性が高く、汚れが落ちやすい
    雨水が流れ落ちるようになり、ウォータースポットや雨染みのリスクを軽減。
  • 専用のマットセラミックコーティングを選ぶ
    通常のセラミックコーティングは光沢が出るため、マット塗装専用の製品を選ぶことが必須

 

親水性ガラスコーティング

  • 水が広がって汚れを流しやすい
    撥水タイプではなく、親水タイプのガラスコーティングを選ぶことで、水アカの固着を防ぎやすくなる。
  • ツヤを抑えた仕上がりを維持
    施工後もマット塗装の質感を損なわず、自然な仕上がりになる。

 

ワックスやポリマーコーティングはNG

  • ワックスはツヤが出てしまうため不適切
    一般的なワックスやポリマーコーティングを使うと、マット塗装の特徴であるツヤなしの質感が変わってしまうため、使用を避けるべき。

 


マット塗装の車を維持するためのメンテナンス方法

コーティングを施した後も、正しいメンテナンスを行うことで、長期間にわたってマット塗装の美しさを保つことができます。

 

正しい洗車方法

  • 洗車機は避け、手洗いが基本
    洗車機のブラシによる摩擦で、塗装に傷がついたりツヤが出てしまう可能性があるため、手洗いが基本。
  • 中性洗剤を使用する
    強いアルカリ性や酸性の洗剤は塗装を傷める原因になるため、専用の中性カーシャンプーを使用する。
  • スポンジやクロスはマイクロファイバー製を使用
    洗車時に傷がつかないように、マイクロファイバークロスやスポンジを使って優しく洗う。

 

洗車後のケア

  • 水滴を残さずに拭き取る
    水アカが付着しやすいため、洗車後はすぐに拭き取ることが重要。
  • 専用メンテナンススプレーを活用
    コーティングを長持ちさせるために、マット専用のメンテナンス剤を定期的に使用することで、保護効果を維持できる。

 


まとめ

マット塗装の車は、その独特な質感と高級感が魅力ですが、傷や汚れが付きやすく、通常の塗装とは異なるケアが必要です。ツヤを出さずに保護できる専用のセラミックコーティングや親水性ガラスコーティングを選ぶことで、塩害や紫外線、汚れから車を守ることができます。

また、洗車時には適切な道具や方法を選び、定期的なメンテナンスを行うことが、マット塗装の美観を長期間維持する鍵となります。適切なコーティングとケアを実践し、マット塗装の魅力を最大限に活かしましょう。

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