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2025.11.25

年式10年超えの愛車でも効果絶大!経年車両こそ必要なコーティングの選択基準

「年式が10年を超えたし、コーティングをしても効果が薄いのでは?」——そう感じたら、選び方と下地の整え方を一度見直しましょう。経年車は“効くポイント”が新車と少し違います。この記事では、塗装の現状チェックから親水/疎水/撥水の使い分け、施工環境(気温・湿度・露点)まで、経年車に合うコーティング基準を具体化しました。まとめてみました。再生と長持ちの計画に活用してください!


年式10年超の“いま”を洗い出す:塗装・樹脂・メッキのコンディション点検

まずは現状把握です。清水をかけて水の動きを見れば、劣化の方向性が分かります。撥水(みずをはじく)、親水(みずが面で広がる)、疎水(みずが勢いよく流れる)は、被膜の状態を判断する手掛かりです。乾燥後に白い輪が残るならイオンデポジット(無機ミネラルの固着)が疑えます。

3分チェックの進め方

  • 映り込み:LEDを斜め当てし、くもりやオーロラ傷を確認。
  • 触診:マイクロファイバーを滑らせ、鉄粉や樹液残りのザラつきを拾う。
  • 厚み:塗膜計で基準値を把握(市販車全塗膜の目安はおよそ80〜150μm)。端部は薄くなりがちなので注意。
用語のひとこと定義:親水/疎水/撥水=水の広がり方の違い。pH=酸性/中性/アルカリ性の尺度(25℃でpH7が中性)。膜厚=塗装や被膜の厚さ(μm:ミクロン)。露点=空気中の水蒸気が凝結し始める温度。イオンデポジット=乾いた水滴に含まれるミネラルが固着した跡。

経年車に効くベース整備:洗う→整える→守る(中性洗浄・ディコン・軽研磨)

効かせる順番はシンプルです。中性(pH7前後)のシャンプーで表面の軽度な汚れを落とし、鉄粉やピッチタールなどは専用ケミカル剤で除去。付着物の除去後は必要に応じて軽研磨で塗装の表面を平滑化します。研磨後は脱脂溶剤を使用し、コーティングの密着を妨げる油分を除去します。ここまで整うと、コーティングの密着と均一性が安定します。

温湿度・露点の目安

  • 気温15〜25℃、湿度40〜70%で安定。直射日光と高温パネル(40℃超)は避ける。
  • 露点差(室温−露点)3℃以上を確保。結露は密着不良の原因。
注意:強酸・強アルカリは広範囲に使わずスポット運用。塗装や樹脂の白化を避けるため、まずは中性→必要最小限の段階使いで進めます。
症状(経年車あるある) 原因イメージ 現場対応(下地処理) 再発防止
白っぽいくもり・艶引け 酸化膜・微細スクラッチの乱反射 軽研磨(テストスポット基準)→脱脂 日陰洗車・大判クロスでやさしく拭き上げ
白い輪(イオンデポジット) 硬水ミネラルの乾燥固着 ミネラル除去剤→必要時のみ局所研磨→脱脂 純水仕上げ・速乾拭き上げの徹底
鉄粉点・茶色のザラつき 道路粉じん・ブレーキダストの焼き付き 化学的ディコン→再チェック→コートへ 月1の軽ディコンと防汚トップで予防

“親水/疎水/撥水”の選び方:屋外・屋根下・通勤距離で変わる挙動

経年車は付着物のリスクが増えるぶん、コーティングの水挙動を生活環境に合わせると効果が伸びます。屋外でホコリが多いなら親水〜疎水でスッと抜ける流下性を。樹木の下・朝露が多い場合は水滴残りを抑える設計が有利です。

環境別の指針

  • 屋外・長距離通勤:疎水〜親水。水が面で残りにくく、拭き取りも軽い。
  • 屋根下・短距離:撥水〜疎水。洗車後の水切れ優先。乾燥は速やかに。
  • 樹木多い駐車場:親水寄りで水滴滞留を抑え、イオンデポジットの土台を減らす。

症状が出たら:イオンデポジット・酸化・スクラッチの“最小ダメージ”対処

経年車はクリア層の余力にも個体差があります。全磨きより、テストスポットで最小の切削を決めるのが鉄則。端・角・プレスラインは薄いので圧を抜きます。脱脂後の“素の塗面”で判断し、オイルの艶に惑わされないようにします。

ポイント

  • パネル温度40℃超はNG。熱はくもり・ムラの主因。
  • 水滴放置は再びイオンデポジットへ。洗車は日陰で速乾。
  • 強い薬剤は小面積・短時間・しっかりリンスの三点セット。

✅ DO(やるべき)

  • 中性洗浄→ディコン→必要最小の軽研磨→脱脂の順を守る
  • 日陰・常温(15〜25℃)・露点差3℃以上で施工
  • 水挙動(親水/疎水/撥水)を駐車環境に合わせて選ぶ
  • 厚み計で基準を取り、端部はマスキング
  • 拭き上げは清潔な面を使い分け、二度拭きで仕上げる

⛔ DON’T(避ける)

  • 強いコンパウンドを広範囲に“当て続ける”
  • 脱脂を省略してオイルの艶で仕上がり判断
  • 直射日光下や熱いパネルでの洗浄・塗布
  • 強酸/強アルカリを高濃度・長時間で放置
  • 水滴放置(イオンデポジットの再発要因)

今日から使える“道具セット”と希釈の勘所:最低限で結果を出す

道具は厳選で十分。中性シャンプー、鉄粉・ピッチ用ケミカル、ダブルアクションポリッシャー、フォームバフ(仕上げ/中間)、溶剤系パネルワイプ、低リントクロス、演色性の高いLED、塗膜計。このセットで多くの経年症状に対応できます。

チェック

  • ケミカルはラベルの希釈に忠実(まずはpH中性帯)。
  • クロスはパネルごとに面替え。脱脂用と拭き上げ用は分ける。
  • 最初に一か所でメニュー確定(テストスポット)→全体展開。

直前48時間の段取り:宇都宮の朝晩冷え込み対策(露点差)まで含める

宇都宮の秋〜冬は放射冷却で朝の結露が起きやすいです。施工48時間は屋内保管がベスト。気温15〜25℃、湿度40〜70%、露点差3℃以上をキープすると初期硬化が安定し、ムラや白ボケを避けられます。

タイムライン例

  • T−48〜36h:洗浄(中性)→化学的ディコン→乾燥。
  • T−36〜24h:テストスポット→軽研磨→全体へ。
  • T−24〜12h:脱脂→静置→最終拭き。
  • T−12〜0h:コーティング塗布→防塵・防結露で硬化管理。

費用と時間の目安:どこに投資すると効くか(下地>層数)

経年車は下地に時間を配分した方が仕上がりと持ちに直結します。トップコートの層数を増やすより、酸化膜の整理・均一な脱脂・環境管理に投資すると、艶・水弾き・再汚染のしにくさが底上げされます。結果として洗車頻度も落ち着き、維持コストが下がります。


アペックスで“経年最適化”を実装するメリット:測って、見せて、最小研磨

当店は膜厚計でパネル1枚1枚の膜厚を測定し、塗装への負担を最小化し、研磨を行います。また、お車のボディカラー、駐車環境に使用頻度、洗車方法や洗車頻度に合わせて、親水/撥水のどちらがおすすめかをご提案させていただきます。

結論の持ち帰り:明日から変える3ポイント

  • まず測る:塗膜厚と症状を記録し、必要最小の研磨で止める。
  • 順番を守る:中性洗浄→ディコン→軽研磨→脱脂→コーティング。
  • 環境を整える:15〜25℃・湿度40〜70%・露点差3℃以上で密着と艶を安定。

経年車こそ、“下地×環境×最適化”でまだ変わります。

塗膜を測る×室内で下地を整える×トップ挙動を最適化×運用まで設計します。

👉 宇都宮でのコーティングはアペックスまで

参考文献

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