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2025.09.09

秋雨前線に備える最強対策!長雨シーズンでも水弾きが持続するコーティング選び

秋雨前線の長雨は、コーティングにとって“連続負荷”のシーズンです。水滴が作るミネラルの濃縮、低温・高湿度による乾きづらさ、雨間の走行で付く油膜・泥膜…。この条件下で水弾きが弱ると、ボディにはイオンデポジット(輪ジミ)や汚れの固着が進行します。

この記事では、長雨環境でも水弾きが持続するコーティング選びと、下地処理・施工・メンテナンスまでの実践策を体系化。親水・低撥水・撥水の機能差と使い分け、駐車環境別の最適解、長雨中に差がつく拭き上げ術まで、プロ視点でわかりやすく解説します。

 

長雨がコーティングに与える三大ストレス

ミネラル濃縮とイオンデポジット形成

雨水自体は弱酸性〜中性でも、乾く過程でカルシウム・マグネシウムなどのミネラルが水滴の縁に集まり、輪状の固着痕(イオンデポジット)を作ります。連日の降雨とわずかな晴れ間の繰り返しは、コーティング表面に濃縮→乾燥→再濡れのサイクルをもたらし、シミを加速させます。

低温・高湿度で乾きにくい環境

秋雨は気温が下がり湿度が高いのが特徴。乾燥が遅いと水膜が長く残り、空気中の汚れや油分が混ざりやすくなります。これが表面のレベリング(平滑性)を乱し、次第に水弾きの立ち上がりが鈍化します。

走行時の油膜・泥膜の連続付着

路面の油分や泥に含まれる微粒子は、雨天走行で広範囲に飛散。ボディ側面やリア周りに帯状の汚れを作り、水切れを悪くします。これが新たな付着の足掛かりになり、悪循環に陥ります。

長雨ストレス → 症状 → 影響

ストレス 代表的な症状 水弾きへの影響
ミネラル濃縮 イオンデポジット、白ボケ 表面荒れ→疎水性低下
低温・高湿度 乾き遅延、汚れ抱き込み レベリング不良→弾きムラ
油膜・泥膜 帯状の汚れ、黒ずみ 初期濡れ性の悪化→再汚染増

 


水弾きが続くコーティングの必須条件

均一で緻密な表面を作るレベリング性能

水弾きの“持ち”は表面の平滑性が決めます。下地処理で微細な荒れを整え、塗布・乾燥時の温湿度を管理してムラのない皮膜に仕上げることが最重要。ここが甘いとどんな高性能製品でも性能は落ちます。

ミネラル固着に強い表層設計

長雨環境では、ミネラルや油分が“乗っても落ちやすい”表層が求められます。親水なら薄い水膜で抱き込んで流し、低撥水なら大玉化を抑えてシート状に排水、撥水なら接触角と滑落角のバランスで残留時間を短縮します。

温湿度変化に揺らがない安定性

日中と夜間で温湿度が大きく揺れても、水弾き挙動が急変しないこと。秋雨特有の低温・高湿度下でも安定した濡れ性を示す処方が理想です。

持続する水弾きの三本柱

  • 下地が9割:面を整える研磨・脱脂・乾燥
  • 環境制御:温湿度・粉塵管理で均一硬化
  • 表層設計:親水/低撥水/撥水の最適化

 


親水・低撥水・撥水の機能差と使い分け

挙動の違いを理解する

親水

水が薄い膜で広がり、汚れを抱き込んで流す。イオンデポジット抑制に有利。屋外・長雨・露が多い環境向き。

疎水

玉が小さく、シート状に抜ける。ビーディング過多を抑える中庸設計。多用途で扱いやすい。

撥水

高接触角で水玉がコロコロ落ちる。拭き上げが軽快。屋根下保管・定期洗車ができる方向き。

長雨シーズンの適性比較

評価観点 親水 低撥水 撥水
イオンデポジット抑制
雨天自己洗浄 ○(走行風前提)
拭き上げの軽さ
屋外駐車適性 ○(拭き上げ徹底)

選び方のフローチャート

あなたの環境は?

  1. 屋外駐車が中心/露・霧が多い → 親水推奨
  2. 屋外だが洗車・拭き上げは一定ペース → 低撥水でバランス
  3. 屋根付き保管・拭き上げに自信あり → 撥水で艶と操作性

 


長雨に勝つ“施工前”の下地処理と塗布設計

下地処理で“面”を整えるのが先決

水弾きの寿命は下地で決まります。夏に残ったイオンデポジット痕・虫痕・鉄粉・微細キズを取り除き、表面を平滑化。脱脂と純水リンスで表面自由エネルギーを整え、塗布後の均一レベリングにつなげます。

塗布・乾燥でムラを作らない

温湿度管理の室内でパネル単位に塗布→拭き取り→乾燥。乾燥中は粉塵と水分の混入を遮断し、初期の密着不良を防ぎます。長雨の初期ストレス(連続濡れ)に耐える緻密な表層を作る意識が重要です。

✅ DO(やるべき)

  • 純水・軟水で最終リンス
  • 温湿度管理下でのレベリング確保
  • 端部の厚塗り回避・均一膜厚

⛔ DON’T(避ける)

  • 屋外での直射・強風・高湿下施工
  • 高圧の近距離噴射での乾燥促進
  • 異系ケミカルの混用・重ね塗り

 


長雨シーズンのメンテ戦略

雨間のスピード洗車で“濃縮”を断つ

  • 低圧シャワーでミネラルと油分を流す
  • 中性シャンプーで摩擦を最小化
  • 純水すすぎ→ブロワ→吸水タオルの順で水滴ゼロ化

汚れ別リカバリー

イオンデポジット初期

ケミカルで軟化→マイクロファイバーで“面拭き”。濃色車は面圧に注意。

虫・樹液・ピッチ

専用リムーバーで溶解→低圧リンス。擦らず“浮かせて落とす”。

鉄粉ザラつき

還元クリーナー→必要最小限の粘土。頻度と圧を管理して皮膜負荷を抑える。

拭き上げの黄金ルール

  1. 日陰・冷えた面で作業
  2. パネル単位で即時拭き上げ
  3. 一方向・面で拭く(円を描かない)
  4. タオルは吸水・仕上げを使い分け

 


駐車環境別の最適解

屋外駐車・通勤メイン

親水または低撥水で自己洗浄+シート排水を狙う。雨間のスピード洗車と水滴ゼロ化を習慣化。

屋根付き保管・週末ドライブ

撥水で拭き上げ効率と艶演出を重視。帰庫後すぐの拭き上げで残留を作らない。

山道・高速多用・泥跳ね多い

低撥水+ホイール・下回りケアを強化。側面の帯汚れを定期リセットし、再付着の足場を作らない。

どの環境でも、半年ごとのメンテ来店で表層をリフレッシュすると、年間を通じて水弾きが安定します。

 


アペックスで“長雨に強い”を実装する

温湿度管理の室内一貫施工

外気に左右されない室内ブースで、塗布〜乾燥〜仕上げまで一気通貫。特に下地処理(塗装面の研磨工程)では、塗装面をレベリングし、コーティングの密着性を高めます。

パネル別に最適化する下地設計

イオンデポジット痕・微細キズ・鉄粉の蓄積度を診断し、段階研磨とケミカルで“必要最小限の負荷で最大の平滑化”を実現。膜厚余力を守りながら艶と防汚を引き上げます。

親水/撥水の適材適所

使用環境と保管条件、拭き上げの習慣まで伺い、性能と運用のバランスが取れる設計をご提案。ルーフやボンネット、側面、リア周りなど部位特性も考慮し、“長雨でも弾きが続く”実用解をつくります。

施工後は、雨間の簡易ケアから半年メンテまでを伴走サポート。長雨期の困りごともお気軽にご相談ください。

 


まとめ

秋雨前線の長雨で水弾きを持続させる鍵は、下地で面を整え、均一に硬化した表層を作り、環境に合わせた親水/低撥水/撥水の最適設計を選ぶこと。加えて、雨間のスピード洗車と水滴ゼロ化、汚れ別の早期リカバリーが、イオンデポジットと再汚染の連鎖を断ち切ります。

プロの室内一貫施工とメンテナンス設計なら、長雨の連続負荷でも美観と防汚性を安定キープ。水弾きが続く秋を、アペックスと一緒に作りましょう。

長雨に強い“持続する水弾き”を、プロの設計で。

下地処理×室内施工×最適皮膜×メンテで、イオンデポジットの連鎖を断つ。

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