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2026.01.13

高速道路を走る人必見!虫の付着を抑えるボディケアとコーティング術

「高速を走るとフロントが虫だらけ…帰って拭いたら塗装に跡が残った」——こんな経験はありませんか。この記事では、虫の付着を抑えるボディケアとコーティングの選び方を、現場の視点で整理しました。

原因と対策がわかれば、走行後の処置が手早くなり、イオンデポジットやエッチング(塗膜の侵食)を最小限にできます。今日の運用に落とし込める手順まで、ひとまとめにしました。高速走行前後のチェック用に活用してください!


GW・夏の高速前に洗い出す「虫付着リスク」とコーティング適性

虫汚れはタンパク質・脂質・有機酸を含む複合汚れです。高速走行での衝突熱と日射の熱で半乾きになり、塗装上で強固に固着します。親水(濡れ広がる性質)コーティングは微細な水膜で汚れを流しやすく、撥水は水玉が残りやすいぶん局所に濃縮が起きやすい挙動です。青空駐車や長距離走行が多い方は、まず親水〜弱疎水を検討すると運用が安定します。

用語メモ:親水=水が広がる(接触角が小さい)/疎水=中間/撥水=水玉になる(接触角が大きい)。接触角は表面にのせた水滴の角度で、濡れやすさの指標です。
コーティング挙動 虫汚れの再付着傾向 イオンデポジット化のリスク 屋外駐車・高速併用の相性
親水 水膜で薄めて流れやすい 低〜中(乾きムラに注意) ◎ 安定しやすい
疎水(弱撥水) 走行風で落ちやすいが残渣点在 中(乾燥時は拭き取り推奨) ○ 条件次第で良好
撥水(強撥水) 水玉と一緒に残渣点が濃縮しやすい 中〜高(玉状乾燥→輪郭残り) △ 手入れ頻度が鍵
注意:水道水の硬度が高い地域では乾き跡がミネラル輪染み化しやすく、イオンデポジットの発生率が上がります。洗車後はなるべく早く拭き上げましょう。

春〜秋メンテのベースプロセス:洗う→緩める→落とす→守る

1)洗う(pH6〜8のシャンプー)

まずは中性域(pH6〜8)の自動車用シャンプーで砂塵を浮かせます。擦る前にたっぷりの水で流し、ミットは面で滑らせて摩擦を下げます。乾いている虫は無理に擦らず、次工程で“緩める”ことを意識します。

2)緩める(虫リムーバーの浸透)

虫専用リムーバーをパネルが冷えている時に散布し、1〜3分ほど静置してタンパク質を軟化させます。製品のpHは中性〜弱アルカリ(目安pH8.5〜9.8)まで幅があり、被膜への影響が少ないものを選ぶと安心です。

3)落とす(低圧すすぎ→面拭き)

低圧の水で流してから、やわらかいマイクロファイバーで面を当てて回収します。落ち切らない点は再び「緩める」に戻し、力任せに擦らないのが塗装を守るコツです。

4)守る(トップ層の再最適化)

走行頻度が高い季節は、トップ層に親水寄りのメンテ剤を薄く。ベースのガラス被膜(数μm前後)の上で“濡れやすさ”を補正し、汚れの乗りを抑えます。屋外保管なら1〜2週間に一度の軽い最適化が有効です。

✅ DO(やるべき)

  • 走行直後はまず流水ですすぐ(擦らない)
  • 虫リムーバーは冷えた面で短時間運用
  • 乾く前に拭き上げ、濡れ境界を残さない
  • 親水寄りのトップで汚れの滞留を抑える

⛔ DON’T(避ける)

  • 熱いパネルに薬剤を長時間放置
  • 乾いたまま強く擦るスポット洗い
  • 強アルカリ剤の連投で被膜を疲労させる
  • 水道水の自然乾燥放置(輪染み化)

青空駐車×コーティングの挙動:親水・疎水・撥水の選び方

青空駐車では、にわか雨→日射→乾燥のサイクルでミネラルや虫成分が濃縮しやすくなります。親水は水の広がりで濃縮点を作りにくく、虫残渣の再付着も軽くなりやすい傾向です。強撥水は見た目が気持ちいい一方で、玉状乾燥の輪郭が残りやすく、運用には早めの拭き上げが欠かせません。

接触角と選び方:一般に接触角が小さいほど(親水寄り)、汚れの居場所が安定しにくく流れやすくなります。見た目の好みと手入れ頻度のバランスで決めましょう。

今日から使える“虫対策セット”:最低限で結果を出す

持ち物リスト(高速前・現地・帰宅後)

  • pH中性シャンプー(pH6〜8)、蓄圧スプレー、柔らかいミット
  • 虫リムーバー(中性〜弱アルカリ域)、低圧用スプレーノズル
  • マイクロファイバー数枚(濃色用は縁なし推奨)、乾いたタオル
  • 軽量ディテーラー(親水寄りの補助トップ)、簡易拭き上げ用ボトル
  • フロント周りの保護フィルム(PPF)を導入すると固着自体を抑制

遠征時はサービスエリアで「流水→軽い回収」だけでも効果的です。虫が生乾きのうちに面で回収し、帰宅後に本洗車で仕上げます。


固着と薄いエッチングが出たら:原因→現場対応→再発防止

原因の切り分け

  • 輪郭が白っぽい:水道水のミネラル乾き(イオンデポジット)
  • 透かすと凹み感:有機酸・熱による軽微な塗膜エッチング
  • ザラつき:虫殻や樹液の固着(研磨前にケミカルで分解除去)

現場対応(最小ダメージで戻す)

  • ケミカル優先:中性〜弱アルカリの虫リムーバー→低圧すすぎ
  • ミネラル輪染み:弱酸性クリーナーを点置き→中和洗い→拭き上げ
  • 改善薄い場合:専門店での部分的な微粒子研磨(数μm単位)
注意:高温面での薬剤放置は化学反応と乾燥を加速させます。走行直後や直射時は、まず流水で温度を下げてから作業してください。

直前48時間と走行直後の仕上げスケジュール

出発前〜48時間

  • 前日までに本洗車(pH中性)→親水寄りトップで最適化
  • ガラス・ミラー・バンパー前縁を重点ケア(風圧で汚れが集まる)
  • 虫リムーバーと拭き取り用クロスを車内にセット

走行直後〜帰宅後24時間

  • まず流水→虫の軟化→低圧すすぎ→面拭きの順で時短ケア
  • 乾く前に拭き上げ。露点に近い湿度条件では乾燥が遅い点に注意
  • 夜間は結露しやすいので、屋根下で乾燥→翌日リセット洗車
環境の見方:露点(空気が飽和して結露する温度)に近いと乾かない=薬剤や水が残りやすい状態です。湿度が高い日は乾燥工程を丁寧に。

アペックスで虫対策を実装するメリット(輸入車も安心)

高級車・輸入車は、製造〜海上輸送〜陸送の過程で微細な線キズや水ジミが入りやすく、国産新車とはコンディションが異なることが少なくありません。私たちは入庫時に塗膜を計測・観察し、必要最小限の下地処理(研磨は数μm単位)で面を整えた上で、走行環境に合わせて親水〜疎水の挙動を最適化します。

さらに、フロント周りへのペイントプロテクションフィルム(PPF)で虫衝突そのもののダメージを低減できます。長距離を走る方ほど、ベース被膜+トップ運用+PPFの三位一体で、手入れの負担を軽くできます。


結論の持ち帰り:明日から変える3ポイント

  • 走行直後は擦らない:流水→短時間の虫リムーバー→低圧すすぎ→面拭き。
  • 親水寄りで運用安定:青空駐車×高速併用は親水〜弱疎水が扱いやすい。
  • 乾燥を制す:水道水は拭き上げて濃縮を防止。露点に近い日は乾かす段取りを増やす。

高速前後の“最小ダメージ洗車”で、虫汚れを怖がらない。

下地をμm単位で整え、室内施工で被膜を安定化、トップを親水寄りに最適化して、運用まで伴走します。

👉 宇都宮でのコーティングはアペックスまで

参考文献

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